Eiji James Yoshidaの記録

パケット作りが趣味のセキュリティ技術者の記録(2006年9月6日執筆開始)。当ブログはGoogle AnalyticsとAmazonアソシエイトを利用しています。

DELLのPowerEdge SC440にVMware ESXiをインストールしてみた

無償ライセンスのVMware ESXiを試してみたくなったので、さっそくDELLPowerEdge SC440VMware ESXi 3i 3.5.0をインストールしてみた。

ウチにあるPowerEdge SC440の簡単な仕様は下記の通り。

Manufacturer: Dell inc.
Model: PowerEdge SC440
Processors: 2 CPU x 1.994 GHz
Processor Type: Intel(R) Pentium(R) Dual CPU E2180 @ 2.00GHz
Hyperthreading: Inactive
Number of NICs: 1

「ハニーポッターの部屋」にVMware ESXiに関するたくさんの情報がまとめてあって便利なので、ここを参照しながらインストール開始。

以前Googleで検索して調べたときに、DELLPowerEdge SC440にはVMware ESXiがすんなりインストールできるという情報があったので、簡単だろうと思ってインストールを試みたところ、インストール画面で下記のエラーが表示されて失敗(涙)

Unable to find a supported device to write the VMWare ESX Server 3i 3.5.0 image to.

「全然すんなりじゃないじゃん・・・・(涙)」と思いながら検索して調べたところ、USBメモリを使ってインストールする方法とTargetFilter.pyを書き換える方法で対処できそうなことがわかった。
どちらを試そうか考えてみたが、USBメモリを使ったインストールにはウチにある512MBのUSBメモリでは容量が少なすぎるらしいので諦めて、TargetFilter.pyを書き換える方法を試すことにした。

Unable to find a supported device to write the VMWare ESX Server 3i 3.5.0 image to.

というエラーで[Alt]+[F1]を押してプロンプトを表示させるとログインを求められるので、下記の値を入力する。

User: root
Password: (無し)

ログイン後はviを使って、"/usr/lib/vmware/installer/Core/"にある"TargetFilter.py"の下記の箇所を変更する。

vi /usr/lib/vmware/installer/Core/TargetFilter.py

変更前 return interface.GetInterfaceType() == ScsiInterface.SCSI_IFACE_TYPE_IDE
変更後 return interface.GetInterfaceType() == ScsiInterface.SCSI_IFACE_TYPE_ISCSI

変更を保存してviを終了させたらinstallコマンドを実行してインストールを再開すると、今度はエラー画面は表示されずにインストールすることに成功*1
次に取得したライセンスを設定したいので、下記サイトを参照しながらライセンスを設定。

これでDELLPowerEdge SC440VMware ESXiのインストールする作業は終了。

追記(2010/11/01)

VMware ESXi 4.1といった最近のESXiであれば、特にエラーなどなく簡単にSC440にインストールできることを確認済み。
ただ、メモリは2GB以上にしないと安定動作しないかも。

*1:とりあえずインストールには成功したが、正しい設定かどうかはわからなかったり・・・・