無償ライセンスのVMware ESXiを試してみたくなったので、さっそくDELLのPowerEdge SC440にVMware ESXi 3i 3.5.0をインストールしてみた。
- VMware ESXi: サーバ仮想化のためのハイパーバイザー(www.vmware.com)
ウチにあるPowerEdge SC440の簡単な仕様は下記の通り。
Manufacturer: | Dell inc. |
Model: | PowerEdge SC440 |
Processors: | 2 CPU x 1.994 GHz |
Processor Type: | Intel(R) Pentium(R) Dual CPU E2180 @ 2.00GHz |
Hyperthreading: | Inactive |
Number of NICs: | 1 |
「ハニーポッターの部屋」にVMware ESXiに関するたくさんの情報がまとめてあって便利なので、ここを参照しながらインストール開始。
- VMware ESXi(d.hatena.ne.jp)
以前Googleで検索して調べたときに、DELLのPowerEdge SC440にはVMware ESXiがすんなりインストールできるという情報があったので、簡単だろうと思ってインストールを試みたところ、インストール画面で下記のエラーが表示されて失敗(涙)
Unable to find a supported device to write the VMWare ESX Server 3i 3.5.0 image to.
「全然すんなりじゃないじゃん・・・・(涙)」と思いながら検索して調べたところ、USBメモリを使ってインストールする方法とTargetFilter.pyを書き換える方法で対処できそうなことがわかった。
どちらを試そうか考えてみたが、USBメモリを使ったインストールにはウチにある512MBのUSBメモリでは容量が少なすぎるらしいので諦めて、TargetFilter.pyを書き換える方法を試すことにした。
- Sun Fire X2100 M2にVMWare ESXiをインストール(d.hatena.ne.jp)
Unable to find a supported device to write the VMWare ESX Server 3i 3.5.0 image to.
というエラーで[Alt]+[F1]を押してプロンプトを表示させるとログインを求められるので、下記の値を入力する。
User: | root |
Password: | (無し) |
ログイン後はviを使って、"/usr/lib/vmware/installer/Core/"にある"TargetFilter.py"の下記の箇所を変更する。
vi /usr/lib/vmware/installer/Core/TargetFilter.py
変更前 | return interface.GetInterfaceType() == ScsiInterface.SCSI_IFACE_TYPE_IDE |
変更後 | return interface.GetInterfaceType() == ScsiInterface.SCSI_IFACE_TYPE_ISCSI |
変更を保存してviを終了させたらinstallコマンドを実行してインストールを再開すると、今度はエラー画面は表示されずにインストールすることに成功*1♪
次に取得したライセンスを設定したいので、下記サイトを参照しながらライセンスを設定。
- VMware ESXiの無料ライセンスを取得する(blog.nabe.jp)
これでDELLのPowerEdge SC440にVMware ESXiのインストールする作業は終了。
追記(2010/11/01)
VMware ESXi 4.1といった最近のESXiであれば、特にエラーなどなく簡単にSC440にインストールできることを確認済み。
ただ、メモリは2GB以上にしないと安定動作しないかも。
*1:とりあえずインストールには成功したが、正しい設定かどうかはわからなかったり・・・・