ESXiをインストールしたハードディスクをコピーして使ったりNICを交換したりすると、ESXiが使用するMACアドレスがNICのMACアドレスと異なってしまう。
どうやらESXiは設定ファイルに書かれているMACアドレスを使うようで、NICのMACアドレスが変わったかどうかは自動的には確認してくれない。
結果として、NICを交換しても前回のNICのMACアドレスを使ってしまったり、コピーしたハードディスクを使うとコピー元となったマシンのMACアドレスを使ってしまう。
さらにたちが悪いのが、コンソールの「Configure Management Network」にある「Network Adapters」ではESXiに設定されたMACアドレスではなくNICのMACアドレスを表示するので、「なんだ、ちゃんと認識してるじゃん」と思っていると痛い目にあう。
対処法としては、インストール後のESXiでNICを別のにしたときはESXiシェルから下記コマンドを実行して再起動すれば、自動的にNICのMACアドレスを調べて設定ファイルを更新してくれる。
esxcfg-advcfg -s 1 /Net/FollowHardwareMac
詳細については下記を参照すると良いかな。
- vmk0 management network MAC address is not updated when NIC card is replaced or vmkernel has duplicate MAC address(kb.vmware.com)
ちなみにESXiシェルを使う方法は下記のとおり。
- コンソールの「Troubleshooting Options」にある「Enable ESXi Shell」の上でEnterを押してESXi Shellを有効にする。
- Alt+F1でESXi Shellに切り替えて、ユーザー名とパスワードを入力してログインする。
- 作業を終えてコンソールに戻るにはAlt+F2を押す。
なんかトラブルを起こしやすい仕様だと思うんだけどなぁ〜