前々から使ってみようと思いつつ使ったことが無い共有VMだけど、ノートPCから仮想マシンをコピーするのが面倒だったので試しに使ってみた。
どんな機能かというと、VMware WorkstationにVMware Serverの機能を搭載してみましたって感じ。
この共有VMを使えば最大100人のユーザーが同時に一台の仮想マシンを操作できるそうだ。
共有VMを有効にして変換する手順は下記の通り。
- [管理ツール]の[サービス]で[VMware Workstation Server]サービスが無効になっていないことを確認する。
- VMware Workstationを起動して、[編集]メニューの[環境設定]をクリックする。
- 左の[共有 VM]をクリックする。
- [VMware Workstation Server]の下に「仮想マシンの共有とリモート アクセスが無効になっています。」と表示されている場合は、[共有を有効にする]ボタンをクリックして有効にする。
- [VMware Workstation Server]の下に「仮想マシンの共有とリモート アクセスが有効になっています。」と表示されている場合は、[OK]ボタンをクリックする。
- VMware Workstation Serverへの接続がブロックされないようにWindows Firewallの設定を変更する。
- 共有VMに変換したい仮想マシンのタブの上で右クリックし、[管理]の[共有]をクリックする。
- [仮想マシンの共有ウィザード]は内容を確認しながら進めて共有VMに変換する。
共有VMへの変換はすぐにできるので、設定ファイルの変更程度なのかな。
共有VMに接続する方法は下記の通り。
- VMware Workstationを起動して、[ファイル]メニューの[サーバに接続]をクリックする。
- 「サーバ名」にVMware Workstation ServerのIPアドレス、「ユーザー名」と「パスワード」にVMware Workstation Serverが起動しているホストOS(Windowsなど)のユーザー名とパスワードを入力して[接続]ボタンをクリックする。*1
- 無効な証明書と言われるが、初期設定では仕方が無いので[接続する]ボタンをクリックする。
- IPアドレスのタブが表示されるので、そのタブをクリックして表示する。
- 使用したい共有VMをダブルクリックするとタブが表示されるので、そのタブに切り替えてパワーオンにする。
ESXiと同じように接続元にあるISOイメージを仮想マシンで使用できるのは便利だね。
ただし、まだまだ機能制限も多い。私の手元にあるVMware Workstation 8では下記の機能が使えない。
他にも使えない機能はあると思うけど、コピーと貼り付けができない、USB機器が接続できないのは結構つらいので、なんとかして欲しいな。
共有VMの機能について詳しくは下記を参照。