Eiji James Yoshidaの記録

パケット作りが趣味のセキュリティ技術者の記録(2006年9月6日執筆開始)。当ブログはGoogle AnalyticsとAmazonアソシエイトを利用しています。

VMwareの仮想マシンにインストールしたWindows 7でBitLockerを使用する方法

VMware仮想マシンにインストールしたWindows 7でBitLockerの実験をしたかったので、BitLockerを使用する方法をメモ。
すでに同じことを考えてた人がいたので助かった。

やってることを簡単にあらわすと、仮想マシンTPMは使えないのでBitLockerはUSBスタートアップキーのみを使用する形態を選び、USBメモリに入っているスタートアップキーを仮想フロッピーディスクにコピーして起動時に読み込まれるようにするという方法。
詳細は上のリンクに書いてあるので、簡単なメモだけ書いておく。

  1. ゲストOS側: [プログラムとファイルの検索]欄にgpedit.mscと入力してEnterキーを押す
  2. ゲストOS側: [ローカル グループ ポリシー エディタ]で[ローカル コンピューター ポリシー]→[コンピューターの構成]→[管理用テンプレート]→[Windows コンポーネント]→[BitLocker ドライブ暗号化]→[オペレーティング システムのドライブ]まで展開する
  3. ゲストOS側: [スタートアップ時に追加の認証を要求する]をダブルクリック
  4. ゲストOS側: [有効]を選択後、[オプション:]にある[互換性のあるTPMが装備されていないBitLockerを許可する]をチェックし[OK]ボタンをクリック
  5. ゲストOS側: システムドライブ(通常はC:)上で右クリックし、[BitLockerを有効にする]をクリック
  6. ゲストOS側: [BitLockerのスタートアップ設定を設定する]で[毎回のスタートアップ時にスタートアップ キーを要求する]をクリック
  7. ゲストOS側: [スタートアップ キーの保存]が表示されたら仮想マシンUSBメモリを接続して[保存]ボタンをクリック
  8. ゲストOS側: [回復キーの保存方法を指定してください。]が表示されたら、どれでも良いので選んで回復キーを保存*1して[次へ]ボタンをクリック
  9. ゲストOS側: [このドライブを暗号化する準備ができましたか?]が表示されたら[BitLocker システム チェックを実行する]のチェックを外して、[暗号化の開始]ボタンをクリック
  10. ホストOS側: ゲストOSの[暗号化しています]はそのまま放っておいて、VMware仮想マシン設定にあるフロッピーでフロッピー イメージ ファイルを作成*2
  11. ホストOS側: VMware仮想マシン設定にあるフロッピーのステータスは[接続済み]と[起動時に接続]の両方をチェック
  12. ゲストOS側: エクスプローラを開いてAltキーを押し、[ツール]→[フォルダー オプション]をクリック
  13. ゲストOS側: [表示]タブにある[詳細設定:]で[隠しファイル、隠しフォルダー、および隠しドライブを表示する]を選択し、さらに[保護されたオペレーティング システム ファイルを表示しない]のチェックを外して[OK]ボタンをクリック
  14. ゲストOS側: [フロッピー ディスク ドライブ (A:)]をダブルクリックして[ディスクのフォーマット]ボタンをクリック
  15. ゲストOS側: フロッピーディスクをFATでクイックフォーマットする
  16. ゲストOS側: エクスプローラUSBメモリの中を見ると拡張子が.BEKのファイルが見つかるので、そのファイルをフロッピーディスクにコピー
  17. ゲストOS側: 暗号化が終わったら再起動する
  18. ゲストOS側: 仮想マシンが起動したらBIOS画面の表示中にEscキーを押して[Boot Menu]を表示し[Hard Drive]を選択する
  19. ゲストOS側: 拡張子が.BEKのファイルが保存されている仮想フロッピーディスク仮想マシンに接続されていればWindowsが起動する

これでBitLockerの解析が楽になるな〜

*1:実験目的なのでスタートアップ キーが保存されているUSBメモリに保存しても良い

*2:startup.flpとか適当な名前を付ける