Eiji James Yoshidaの記録

パケット作りが趣味のセキュリティ技術者の記録(2006年9月6日執筆開始)。当ブログはGoogle AnalyticsとAmazonアソシエイトを利用しています。

certutilコマンドの非公開なオプションを表示する方法

certutilコマンドの非公開なオプションを表示する方法を見つけたというtweetがあったのでメモ。

前から気にはなっていたので、凄く嬉しい情報。

試したところ、たしかに"certutil -?"では表示されないオプションが沢山表示されるね。

赤色のが"certutil -uSAGE"で表示される非公開なオプション。

C:\>certutil -uSAGE

動詞:
-dump -- 構成情報またはファイルをダンプします
-dumpPFX -- PFX 構造をダンプします
-asn -- ASN.1 ファイルの解析

-decodehex -- 16 進エンコード ファイルをデコードします
-encodehex -- ファイルを 16 進数でエンコードします
-decode -- Base 64 エンコード ファイルをデコードします
-encode -- ファイルを Base 64 にエンコードします

-deny -- 保留中の要求を拒否します
-resubmit -- 保留中の要求を再送信します
-setattributes -- 保留中の要求の属性を設定します
-setextension -- 保留中の要求の拡張機能を設定します
-revoke -- 証明書を失効します
-isvalid -- 現在の証明書のディスポジションを表示します

-getconfig -- 既定の構成の文字列を取得します
-getconfig2 -- ICertGetConfig で既定の構成の文字列を取得します
-getconfig3 -- ICertConfig で構成を取得します
-ping -- Active Directory 証明書サービスの要求インターフェイスを PING します
-pingadmin -- Active Directory 証明書サービスの管理者インターフェイスを PING します
-CAInfo -- CA 情報を表示します
-CAPropInfo -- CA プロパティの種類の情報を表示します
-ca.cert -- CA の証明書を取得します
-ca.chain -- CA の証明書チェーンを取得します
-GetCRL -- CRL を取得します
-CRL -- 新しい CRL を公開します [または Delta CRL のみ]
-shutdown -- Active Directory 証明書サービスをシャットダウンします

-installCert -- 証明機関の証明書をインストールします
-renewCert -- 証明機関の証明書を更新します

-schema -- 証明書スキーマをダンプします
-view -- 証明書の表示をダンプします
-db -- 未処理データベースをダンプします
-deleterow -- サーバー データベースの行を削除します

-backup -- Active Directory 証明書サービスのバックアップを作成します
-backupDB -- Active Directory 証明書サービス データベースのバックアップを作成します
-backupKey -- Active Directory 証明書サービスの証明書と秘密キーのバックアップを作成します
-restore -- Active Directory 証明書サービスを復元します
-restoreDB -- Active Directory 証明書サービス データベースを復元します
-restoreKey -- Active Directory 証明書サービスの証明書と秘密キーを復元します
-exportPFX -- 証明書および秘密キーをエクスポートします
-importPFX -- 証明書および秘密キーをインポートします
-dynamicfilelist -- ダイナミック ファイル リストを表示します
-databaselocations -- データベースの場所を表示します
-hashfile -- ファイルに暗号化ハッシュを生成し表示します

-store -- 証明書ストアをダンプします
-enumstore -- 証明書ストアを列挙する
-addstore -- 証明書をストアに追加します
-delstore -- 証明書をストアから削除します
-verifystore -- ストアの証明書を確認します
-repairstore -- キーの関連付けの修復、または証明書プロパティやキーのセキュリティ記述子の更新を行います
-viewstore -- 証明書ストアをダンプします
-viewdelstore -- 証明書をストアから削除します
-UI -- CryptUI を呼び出します
-TPMInfo -- トラステッド プラットフォーム モジュールの情報を表示します
-attest -- キーの構成証明要求を確認します
-getcert -- 選択画面から証明書を選択してください

-ds -- DS DN を表示します
-dsDel -- DS DN を削除します
-dsPublish -- 証明書または CRL を Active Directory に公開します
-dsCert -- DS 証明書を表示します
-dsCRL -- DS CRL を表示します
-dsDeltaCRL -- DS Delta CRL を表示します
-dsTemplate -- DS テンプレート属性を表示します
-dsAddTemplate -- DS テンプレートを追加します

-ADTemplate -- AD テンプレートの表示
-Template -- 登録ポリシー テンプレートの表示
-TemplateCAs -- テンプレートの CA を表示します
-CATemplates -- CA のテンプレートを表示します
-SetCATemplates -- CA のテンプレートを設定します
-SetCASites -- CA のサイト名の管理
-enrollmentServerURL -- CA に関連付けられた登録サーバーの URL を表示、追加、または削除します
-ADCA -- AD CA の表示
-CA -- 登録ポリシー CA の表示
-Policy -- 登録ポリシーの表示
-PolicyCache -- 登録ポリシー キャッシュ エントリを表示または削除します
-CredStore -- 資格情報ストアのエントリを表示、追加または削除します
-InstallDefaultTemplates -- 既定の証明書テンプレートをインストールする
-URL -- 証明書または CRL URL の確認
-URLCache -- URL キャッシュ エントリを表示または削除します
-pulse -- パルス自動登録イベントまたは NGC タスク
-MachineInfo -- Active Directory コンピューター オブジェクト情報を表示します
-DCInfo -- ドメイン コントローラー情報を表示します
-EntInfo -- エンタープライズ情報を表示します
-TCAInfo -- CA 情報を表示します
-SCInfo -- スマート カード情報を表示します
-SCDump -- スマート カード ファイル情報をダンプする

-SCRoots -- スマート カード ルート証明書の管理

-key -- キー コンテナーの一覧を表示します
-delkey -- 名前の付けられたキー コンテナーを削除します
-DeleteHelloContainer -- Hello ログオン コンテナーを削除する
-verifykeys -- 公開/秘密キー セットを確認します
-verify -- 証明書、CRL、またはチェーンを確認します
-verifyCTL -- AuthRoot または Disallowed Certificates CTL を検証します
-syncWithWU -- Windows Update と同期します
-generateSSTFromWU -- Windows Update から SST を生成します
-generatePinRulesCTL -- 暗証番号ルールの CTL を生成します
-downloadOcsp -- OCSP 応答をダウンロードし、ディレクトリに書き込みます
-generateHpkpHeader -- 指定されたファイルまたはディレクトリの証明書を使用して HPKP ヘッダーを生成します
-flushCache -- lsass.exe などの選択したプロセスで、指定したキャッシュをフラッシュします
-addEccCurve -- ECC 曲線を追加します
-deleteEccCurve -- ECC 曲線を削除します
-displayEccCurve -- ECC 曲線を表示します
-csplist -- このコンピューターにインストールされている CSP を表示します
-csptest -- このコンピューターにインストールされている CSP をテストします
-CNGConfig -- CNG 構成の表示
-sign -- CRL または証明書に再び署名します

-vroot -- Web 仮想ルートとファイルの共有を作成または削除します
-vocsproot -- OCSP Web プロキシの Web 仮想ルートを作成または削除します
-addEnrollmentServer -- 登録サーバー アプリケーションを追加します
-deleteEnrollmentServer -- 登録サーバー アプリケーションを削除します
-addPolicyServer -- ポリシー サーバー アプリケーションを追加
-deletePolicyServer -- ポリシー サーバー アプリケーションを削除
-Class -- COM レジストリ情報を表示します
-7f -- 0x7f 長の暗号化の証明書を確認します
-oid -- ObjectId の表示、または表示名の設定をします
-error -- エラー コード メッセージ テキストを表示します
-getsmtpinfo -- SMTP 情報を取得します
-setsmtpinfo -- SMTP 情報を設定します
-getreg -- レジストリ値を表示します
-setreg -- レジストリ値を設定します
-delreg -- レジストリ値を削除します

-ImportKMS -- キーのアーカイブのユーザー キーおよび証明書をサーバー データベースにインポートします
-ImportCert -- データベースに証明書ファイルをインポートします
-GetKey -- アーカイブされた秘密キーの回復 BLOB の取得、回復スクリプトの生成、
またはアーカイブされたキーの回復を行います
-RecoverKey -- アーカイブされた秘密キーを回復します
-MergePFX -- PFX ファイルの結合
-ConvertEPF -- PFX ファイルを EPF ファイルに変換します

-add-chain -- (-AddChain) 証明書チェーンの追加
-add-pre-chain -- (-AddPrechain) 前証明書チェーンの追加
-get-sth -- (-GetSTH) 署名付きツリー ヘッドの取得
-get-sth-consistency -- (-GetSTHConsistency) 署名付きツリー ヘッド変更の取得
-get-proof-by-hash -- (-GetProofByHash) ハッシュによる照明を取得する
-get-entries -- (-GetEntries) エントリを取得する
-get-roots -- (-GetRoots) ルートを取得する
-get-entry-and-proof -- (-GetEntryAndProof) エントリと照明を取得する
-VerifyCT -- 証明書の SCT を検証する
-? -- この使用法のメッセージを表示します


CertUtil -? -- 動詞の一覧 (コマンドの一覧) を表示します
CertUtil -dump -? -- "dump" 動詞のヘルプ テキストを表示します
CertUtil -v -? -- すべての動詞のヘルプ テキストをすべて表示します


C:\>

各オプションの詳細なヘルプも全て表示したいときは"certutil -v -uSAGE"を実行すれば良い。

それにしてもcertutilコマンドは高機能すぎないか?