ウチの子供はショートケーキをイチゴ→クリーム→スポンジとバラして食べる癖がある。
どーみても美味しそうな食べ方ではないので「こうやって上からフォークでザクッと切って食べるんだよ」と言いながら、フォークを奪い取りフォークでケーキを切ってみせて食べさせる。
親である私の考えとしては「こうやって食べたほうが美味い」という確信があるからだ。
しかし、かみさんに「好きなように食べさせてあげなよ」と言われて、子供の頃の自分を思い出した。
何を食べていたのか忘れてしまったが、子供の頃すごく食べたかったものが手に入ったので私が喜んで食べていると、父親が「これをかけて食べたほうが美味しいんだよ」と言って勝手に何かをかけてきたのだ。
子供なりに頭にきて大泣きしながら激怒したので、父親の困った顔と一緒に嫌な思い出として覚えている。
父親はそれをかけて食べたほうが美味しいのだろうが、そんなことは子供の私の知ったことではないし関係ない。
子供ながらにこんな親にはなりたくないと思っていたが、気付いたら私も子供に同じ事をしている。
親になると、子供の考えは浅はかなので親である自分が良いことを教えてやるという傲慢な態度に無意識になっていると思う。
「こうしたほうが良いんだよ？わかる？」という親と、「オレはオレだ！好きにさせろ！」という子供のどちらがまともかと言われれば、私は親より子供のほうがまともだと思う。
親が思っているほど子供の考えは浅はかではない。
ということで、子供には好きなようにケーキを食べてもらおう（笑）
美味しく食べてくれれば、それで良い♪
