Eiji James Yoshidaの記録

パケット作りが趣味のセキュリティ技術者の記録(2006年9月6日執筆開始)。当ブログはGoogle AnalyticsとAmazonアソシエイトを利用しています。

家族で「骨」展を観てきた

今日は天気が良かったので、家族で「骨」展を観てきた。

「骨」展は数ヶ月前から知ってたけど見所がわからなかったので行こうとは思わなかったが、それが先週木曜日のTOKYO MX「5時に夢中」*1を見ていたら「骨」展を紹介していて面白かったので観に行くことに決定。

会場内は撮影禁止なので入口付近の写真だけ。
この入口だけど大きなガラスの自動ドアで、大きすぎてガラス窓だと思い入口かわからなくてウロウロしたよ(涙)
出展作品については「骨」展のWebページで紹介されているから見てほしい。
いろいろと面白い作品が展示されているが、私は下記のが気に入った。

明和電機 「WAHHA GO GO」

口の大きなロボットの身体に付いている円盤を手で回すとロボットが息を吸って、吐く時に「ヒィーッ!ヒッ!ヒッ!」と笑い声を出す作品。
このロボットの笑い声が良く響くし異様で面白く、動作も「はい深呼吸してぇ〜、笑う!」という感じで良く作られている。
人間の「笑う」という行為を機械的に表現していて、脳も無いし人間のような容姿でもないシンプルなロボットが笑っているように見えるから凄い。
しかも見てる人間がつられて笑ってしまう(笑)

緒方壽人 + 五十嵐健夫 「another shadow」

壁に映し出された自分の影が、部分的にグニャグニャと動く作品。
この映し出された影の動きも面白いが、その動きを見た人も動き出すのが面白い!
動く影を見ると色々とやりたくなる人が多くて、大人から子供まで壁の前を万歳したりジャンプしたり走ったりしている(笑)
この動く影を見るために壁を見ながら万歳したりジャンプしたり走ったりしているので、うしろにギャラリーができていることなんて当人は全く気付かないというシステムも素晴らしい!

慶應義塾大学 山中俊治研究室 「Flagella」

金属をひねって作ったような触手がウネウネと動く作品。
金属をウネウネ曲げながら動いているように見えるが、じつは曲がっている状態の金属を組み合わせ回転させることでウネウネを表現しているらしい。
何度見ても「本当にこの金属は硬いのか?」と疑ってしまう。

takram design engineering 「Phasma」

六本足の虫のようなロボットが動く作品。
展示されている作品は拘束されているのでボタンを押すとジタバタするだけだが、それでも動いているとスリッパで引っ叩きたくなるぐらい虫っぽい(笑)
これに艶のある黒いボディを装着して部屋に放す妄想をしたら寒気がした・・・・

他にもリーディング・エッジ・デザインのナビゲーションシステム「on the fly」や、Nick Veaseyの「X-RAY」といった面白い作品が展示されていて十分楽しませてもらった。
ウチの子供に感想を聞いたところ「昭和電力*2の笑う変なロボットが怖かった!」「動く影が面白かった♪」とのこと(笑)
8月30日まで開催していて小学生以下は入場料無料。平日に行くと空いていて子供も十分楽しめるのでお勧めかな。

*1:この番組、岩井志麻子中瀬ゆかりの発言がヤバい!(笑)

*2:正しくは明和電機